東京 浮気調査|探偵が立ち会った、大学教授と上品な恋人の結末

東京 浮気調査の実録|足立区の探偵が見た、遠距離恋愛の結末に涙した大学教授

地位も、知性も、社会的な信用も持ち合わせた人物が、こと恋愛となると、ひとりの無防備な人間に戻る。今回の依頼者は、地方の国立医大病院に勤める教授だった。遠距離恋愛の相手への、ぬぐえない違和感。その答えを確かめた先に待っていたのは、静かな涙だった。東京を拠点に30年探偵をしている自分が立ち会った、ある大人の男の悲哀の記録である。

国立大学教授からの、静かな依頼

その依頼者は、地方の国立医大病院に勤める教授だった。五十一歳。医学部で教鞭を執り、白衣を着れば多くの学生や医師から先生と呼ばれる立場の人である。だが、事務所の椅子に座ったその姿は、どこにでもいる、くたびれた中年男にしか見えなかった。人の好さそうな丸い顔で、肩書きを聞かなければ、近所のおじさんと区別がつかなかっただろう。

用件は、交際相手の女性についての調査だった。相手は東京の医療メーカーに勤める四十五歳の女性。二人は遠距離恋愛の関係にあるという。教授が地方で働き、女性は東京で暮らす。月に何度か、どちらかが移動して会う——そういう間柄だった。

写真を見せてもらって、正直、少し意外に思った。女性は、どこか上品な佇まいの美人だった。立ち姿に育ちの良さがにじむような人である。だが、人の縁とはわからないものだ。地位や経済力に惹かれることもあれば、誠実な人柄に惹かれることもある。第三者がとやかく言う話ではない。

「最近、彼女の言動に……どうも、違和感があるんです」

教授は言葉を選びながら、そう切り出した。具体的な証拠があるわけではない。ただ、長く人を見てきた者の勘として、何かが以前と違う。その胸騒ぎを確かめたい、というのが依頼の趣旨だった。

尻尾を出さない交際相手

調査を開始した。だが、これがなかなか手強かった。何度か浮気調査の尾行を重ねても、女性はいっこうに尻尾を出さない。生活は規則正しく、行動に不審な点も見当たらない。慎重な人なのか、あるいは本当に何もないのか。判断のつかない日々が続いた。

動きがあったのは、何日目かの土曜日のことだった。昼過ぎ、女性が暮らす高級マンションのエントランスから、彼女が一人の男性と並んで出てきた。五十代後半から六十歳ほどだろうか。落ち着いた身なりの、品のある男性だった。二人の距離の近さに、長年の経験が告げるものがあった。これは、ただの知人ではない。

二人は駅へと向かい、そして東京駅から、新大阪行きの新幹線に乗り込んだのである。

「……長い調査になりそうだ」

新幹線での遠出となれば、丸一日がかりになる。下手をすれば泊まりだ。気を引き締め直した。

入場券一枚から始まる尾行

新幹線での尾行には、こちらなりの作法がある。まず探偵三名が、入場券だけを買って構内に入る。切符は、まだ買わない。対象がどこで降りるのか、行き先を見極めてから、車内で車掌に申し出て購入する。最初から終点までの切符を買って、相手が手前で降りてしまっては元も子もないからだ。

対象の二人の、真後ろの席に一人を配した。会話を拾うためである。やがて、その探偵から連絡が入った。二人は「中華街に行く」と話している、という。

ここで、こちらは一つの判断を下した。もし神戸の中華街が目的なら、二人はそもそも博多行きの列車に乗るはずだ。だが、彼らが乗ったのは新大阪行き。つまり、目指しているのは神戸ではない。狙いは——横浜の中華街だ。降りるのは新横浜に違いない。そう読んで、探偵たちは横浜行きの切符を購入した。

読みは、当たった。二人は新横浜で降り、まっすぐ横浜中華街へと向かったのである。

百貨店で見えた、二人の距離

中華街で、二人はゆっくりと食事をした。その後、腕を組んで歩き、近くの百貨店をぶらぶらとウインドショッピングして回る。その親密な様子を、こちらは距離を保ちながら、丁寧に映像へ収めていった。腕を組む。顔を寄せて笑う。何気ない仕草の一つひとつが、二人の関係を物語っていた。

途中、男性が何かを思い出したように、紳士服売り場へ立ち寄った。スーツを試着し、サイズ直しの縫製を頼んでいる。それを確認した探偵たちは、いったんその場を離れ、百貨店を出た。

——だが、ここからが、この仕事の真骨頂だった。

一人の探偵が、ふらりと紳士服売り場へ引き返した。そして店員相手に、いかにも連れであるかのような自然な口ぶりで、たった今出された縫製の引換券に記された名前と住所を、さらりと聞き出してきたのである。相手の名前すら知らない状態から、である。こういう芸当をさせれば、この男は探偵界でも屈指の達人だった。報告を受けた自分でさえ、毎度のことながら舌を巻く。

これで、相手の男の身元が割れた。

潤んだ瞳の、報告

夕方六時頃、二人はタクシーで横浜駅へ向かった。男性は女性を駅まで送り届けると、そのまま一人、タクシーで帰宅していった。後を追い、自宅を特定する。その後、職場の特定も済み、調査は完了した。

この種の依頼は、不貞がどうという法的な話まで踏み込むことは少ない。依頼者が知りたいのは、ただ一点——相手が浮気をしているのか、していないのか。その事実だけだ。今回も、答えははっきり出た。ここで、調査は終わりである。

報告書のデータを、LINEで依頼者に送った。そして後日、ZOOMをつないで、直接話をすることになった。

画面の向こうの教授は、データにはすでに目を通していた。何かを言おうとして、しかし、うまく言葉が出てこないようだった。怒るでも、取り乱すでもない。ただ、静かだった。

そして、気づいた。あの人の好さそうな丸い目が、わずかに潤んでいることに。

何も言えなかった。慰めの言葉も、励ましも、この人には軽々しすぎる気がした。地方の大学で教授と呼ばれ、多くの人に頼られ、敬われてきた男。その人が今、画面の向こうで、一人の恋する男として、声もなく傷ついていた。地位も、肩書きも、学識も、こういうときには何の役にも立たない。恋の前では、誰もがただの、無防備な一人の人間になる。

自分は仕事として、事実を差し出しただけだ。だが、その事実が、目の前の男の何かを静かに打ち砕いたことは、痛いほど伝わってきた。探偵という仕事は、人の知りたい真実を届ける仕事である。だが、その真実が、必ずしも人を幸せにするとは限らない。

画面の中で、教授は最後に、かすれた声で「ありがとうございました」とだけ言った。自分も、深く頭を下げた。それ以上、交わす言葉はなかった。教授もまた、ひとりの男だった。ただ、それだけのことなのだ。

この事件が教えてくれること

浮気調査というと、夫婦間の問題ばかりが思い浮かぶかもしれない。だが実際には、結婚前の交際相手や、遠距離恋愛の相手に対する素行調査の依頼も少なくない。相手を信じたい気持ちと、確かめずにはいられない不安。その狭間で苦しむのは、年齢や立場に関係なく、誰にでも起こりうることだ。

真実を知ることは、ときに痛みを伴う。それでも、もやもやとした疑いを抱えたまま過ごすより、はっきりさせたほうが前に進めることもある。交際相手の言動に違和感を覚えているなら、一人で抱え込まず、まずはご相談いただきたい。東京・足立区を拠点とする弊社では、初回のご相談を無料で承っている。まずは無料相談フォームから、お気軽にご連絡いただきたい。


よくある質問(FAQ)

Q. 結婚していない交際相手でも、浮気や素行の調査は依頼できますか?

A. はい、依頼できます。婚姻関係になくても、交際相手の素行を確かめたいというご相談は数多くあります。相手が本当に誠実な人なのかを知ったうえで今後を考えたい、という方に多くご利用いただいています。

Q. 遠距離恋愛で相手が遠方に住んでいても、調査できますか?

A. 対応できます。対象者の移動先が遠方であっても、状況に応じて尾行や行動調査を行います。今回のように新幹線での遠出になるケースもありますが、経験のある探偵が臨機応変に対応します。

Q. 相手が浮気をしているかどうか、事実だけ知りたいのですが可能ですか?

A. 可能です。慰謝料請求などの法的手続きを前提とせず、「事実を確かめたいだけ」というご依頼も多くお受けしています。知りたい範囲をお伺いし、それに合わせた調査内容をご提案します。

Q. 浮気相手の名前や住所まで特定してもらえますか?

A. 状況によっては特定できる場合があります。行動調査の過程で得られた情報をもとに、相手の身元を割り出すことがあります。ただし確実に特定できると保証するものではなく、調査の状況によって結果は変わります。


浮気調査のご相談は、足立区の青木ちなつ探偵調査へ


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本記事は実際の調査に基づく記録ですが、依頼者および関係者のプライバシー保護のため、氏名・地名・日時など個人を特定しうる情報は伏せ、もしくは変更しています。

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