浮気調査で依頼者が見せたファインプレー|過去一の警戒心を持つ対象者を追い詰めた3枚の写真

留めをさした依頼者のファインプレー

30年、1万件を超える調査を重ねてきても、ときに「これは手強い」と唸らされる対象者に出会う。今回お話しするのは、その中でも過去一といっていい警戒心の持ち主と、最後の最後に依頼者自身が決めてみせたファインプレーの記録である。

信号のたびにバイクを降りる対象者

対象者の移動手段はバイクだった。こちらも探偵がバイクで尾行についたのだが、走り出してすぐに、これはただ事ではないと気づいた。

対象者は信号待ちのたびにバイクから降りる。そして信号が青に変わるまで、後ろに停まっている車やバイクを、ジッと睨み続けるのだ。1度や2度ではない。信号ごとに、毎回である。

幸い、同じ信号待ちには一般のバイクが他にも数台いたため、探偵のバイクが特定されることはなかった。それでも、信号のたびにこれをやられては気が気ではない。車列の後ろに身を隠すようにして、なんとか尾行を続けた。

尋常な警戒ではない。後から聞いた話では、対象者は今の依頼者と一緒になる前、一度探偵に浮気を暴かれた経験があるという。なるほど、と納得はしたものの、それにしても強敵過ぎる相手だった。

店の出入りのたびに、周囲をスマホで撮影

対象者の警戒は、バイクを降りてからも続いた。女性とどこかの店に入るときも、出るときも、周りをスマホで撮影する。尾行者がいないかを記録しているのだろう。まさに異常といえる行動である。

浮気相手と歩いているときも、2人は決して歩調を合わせない。少し離れて、まるで他人同士のように歩く。写真を撮っても、一緒に歩いている風には見えないのだ。

それでも、何度も何度もシャッターを切れば、2人が同じ場所へ向かっている様子は確定できる。だが、正直なところ、これほど邪魔くさいカップルもなかなかいない。

ホテルからの出入りにも「5分の時間差」

ラブホテルに入るときも、後ろをついていくのは至難の業だった。そして出てくるときには、対象者と浮気相手が、おおよそ5分ほどのタイムラグを作って別々に姿を現す。

撮影できるのは、そんな行動ばかりだった。理屈の上では、一連の流れを説明すれば言い逃れはできないはずである。ホテルから出てくるところも、時間差とはいえ2回は押さえていた。このままでも、弁護士ならなんとかしてくれるだろうとは思う。

探偵としての矜持が、首を縦に振らない

しかし、どうしても腑に落ちなかった。浮気をしていることは、この目でシッカリ確認できている。それなのに、客観的な証拠としては欠けるところがあるかもしれない。それは本意ではない。

弊社は「言い訳させない証拠を撮る」をモットーにしている。探偵のプライドにかけて、決定的な1枚を撮りたい。それがプロとしての矜持であり、弊社としての意地でもある。このままでは、自信を持って依頼者に報告書をお渡しできない。

あとは2人のツーショットさえあれば、調査は完結する。だが、それを決して撮らせない。まさに過去一の難敵だった。

依頼者から届いた、3枚の写真

そんなとき、依頼者からラインで写真が送られてきた。

ベッドの雰囲気から、ホテルであることは容易に想像がつく。布団を肩の下まで掛けた上半身裸の2人、対象者と浮気相手が、微笑みながら抱き合っている。そんな自撮り写真が3枚あった。

聞けば、対象者が風呂に入っている間、子供さんが対象者のスマホでゲームをしていたという。その画面の中から、依頼者が見つけた写真だった。

私は思わず、依頼者さんにこう言った。

「世界中の探偵で、こんな写真を撮れる者はいません」

どれほど腕のいい探偵でも、ホテルの部屋の中までは入れない。あれほど周囲を警戒していた対象者も、自分のスマホの中までは警戒しきれなかったのである。

探偵の証拠と、依頼者の1枚が揃ったとき

依頼者が見つけた写真と、我々探偵が苦労して撮り重ねた写真。この2つを併せて弁護士に渡したところ、すべてが解決した。

依頼者の写真だけでは、いつ、どこで撮られたものかは分からない。一方で、探偵の写真だけでは、決定的な場面が欠けていた。時間と場所を押さえた探偵の記録と、部屋の中を写した1枚。互いに足りないところを補い合い、言い逃れのできない証拠になったのだと思う。

探偵としては、少し悔しさも残る結末である。それでも、依頼者の観察力と行動力には、素直に脱帽するしかなかった。

相手の警戒が強くても、あきらめないでください

パートナーの警戒心が強く、「こんな相手では調べようがない」とあきらめかけている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、どれほど用心深い人でも、行動の積み重ねには必ず痕跡が残ります。そして、探偵の調査とご自身の気づきが組み合わさったとき、思いがけない形で道が開けることもあるのです。

東京・足立区を拠点とする弊社では、浮気調査のご相談を無料で承っています。夫の浮気が気になる方は夫の浮気調査、妻の浮気が気になる方は妻の浮気調査のページもご覧ください。まずは無料相談フォームから、お気軽にご連絡ください。


執筆者

青木ちなつ探偵調査
青木宏樹

30年の現場実績、計1万件以上の調査をしてきた足立区の探偵事務所の探偵。 一般社団法人東京都調査業協会 会員 第023号、 一般社団法人日本調査業協会加盟、 探偵業届出 第30250190号取得。
プロの探偵からの視点で、浮気調査・結婚詐欺・素行調査など、現場のリアルをお届けするブログを展開中。 「もしかして自分も同じような状況かも…」と感じた方は、お気軽に無料相談をご利用ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 警戒心がとても強い相手でも、浮気調査はできますか?

A. できます。警戒の強い対象者には、尾行の距離や人員、移動手段を状況に合わせて変えながら調査を進めます。過去に探偵の調査を受けた経験がある相手でも、行動を積み重ねて記録することで、浮気の事実を確認できるケースは多くあります。

Q. ホテルから時間差で別々に出てきた場合でも、証拠になりますか?

A. 2人が同じホテルに入り、一定時間滞在した流れを記録できていれば、時間差で出てきたとしても有力な証拠になり得ます。出入りを複数回確認できれば、さらに説得力が増します。最終的な判断については、弁護士にご相談ください。

Q. 配偶者のスマホで見つけた写真は、証拠として使えますか?

A. 離婚や慰謝料請求などの民事の場面では、証拠として扱われることが多くあります。ただし、パスワードを無断で解除するなど、手に入れ方によっては問題になる場合もあります。扱いに迷ったときは、弁護士に相談したうえで、探偵の調査と組み合わせるのが確実です。

Q. 自分で見つけた証拠と、探偵の調査結果は一緒に使えますか?

A. 使えます。ご自身で見つけた写真ややり取りは、日時や場所がはっきりしないこともあります。探偵が日時と場所を押さえた記録と併せることで、互いに足りない部分を補い合い、より言い逃れのできない証拠になります。


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※本記事は実際の調査経験をもとにした実録ですが、依頼者および関係者のプライバシー保護のため、地名・状況・人物像など細部に脚色を加えています。特定の個人を指すものではありません。

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