
実録 熟年夫の浮気調査|33年の結婚と、したたかな若い女のお話
弁護士からの紹介だという。60代の女性が相談に訪れた。
名前を聞いても、その弁護士に心当たりはなかった。ただ、弁護士経由の依頼者は概して話が整理されていて、相談がスムーズに進む傾向がある。この日もそうだった。
「主人が離婚を迫ってきているんです。理由は全く教えてくれないまま」
33年連れ添った夫からの突然の離婚要求。理由の説明すらない。女しか考えられない、と依頼者は静かに言った。静かに、だが確信を持って。
依頼者から受け取った情報
夫の会社は東北に本社を置き、東京に3つの支社を持つ。今は事実上、東京の仕事が中心で、夫が実家に戻るのは月に7日程度。東京のマンションに住まいを構え、そこを拠点に動いている。
依頼者が用意してくれた情報は、夫の写真、東京オフィスの住所、夫が使っている高級車2台のナンバーと車種。
これだけあれば調査は十分に始められる。むしろ、妙な嫉妬が混じった妄想交じりの情報は調査に混乱をきたす。必要な情報だけが揃っている依頼者は、それだけで信頼に足るし、事実は具体的だしプロの精鋭たちが動けば、さほど難しい話しでもない。
初日 |東京の拠点を把握する
まず、夫が東京で使っているマンションを起点に調査を開始した。
初日は、3つの支社の場所、夫所有の2台の車、マンションの外観と周辺環境の把握に充てた。
いつもそうだが、依頼者から聞いた情報と、実際に目で見た現場は雰囲気が違う。地図やストリートビューでは分からない空気感がある。張り込み場所の選定、車の停め方、逃げ道、出入り場所の数。これを探偵たちの目で確認することが、翌日以降の調査の精度を上げる。
翌日 |本人特定、そして若い女
翌朝から夫のマンション前で張り込みを開始した。
早々に本人を特定できた。写真と実物を照合し、歩き方、体型、癖を頭に叩き込む。何やら”せかせか”した性格のようだ。
その夜、夫は若い女と合流した。ラブホテルに入る等のところまでは確認できなかったが、2人の立ち居振る舞いが「男女の関係を想像するに難くない」状態だった。調査員の間では、この表現で通じる。それ以上でも、それ以下でもない現実。
1ヶ月の調査 |したたかな女の実態
毎日調査に出るわけではないが、依頼者が急いでいることもあり、動ける日は可能な限り出た。1ヶ月をかけて、少しずつ実態が見えてきた。
若い女の自宅を特定した。
2人は毎日のように会っていた。東京の社員の前でも、まるで夫婦のように振る舞っていた。公私の区別すらない。
女が金目当てであることは、勘でわかった。長年この仕事をしていると、そういうものが見えてくる。中々のやり手女だった。
夫が女の自宅に宿泊するところを撮った。一緒に食事をし、酒を飲んでいるシーンも押さえた。2人の生活の実態が、ほぼ把握できた。
そして、もうひとつ。その女が、別の同年代の男とホテルに入るところも確認した。夫だけが相手ではなかった。
報告 |33年分の感情が交錯する
依頼者が東京に出てくるというので、それまでに急いで報告書を仕上げた。
面談で報告書を開いた時、依頼者の表情は複雑だった。怒り、悔しさ、悲しみ。33年という歳月の重みが、そこに全部乗っていた。手に取るようにわかった。
その後、依頼者は弁護士と協議に入った。地方在住のため、それ以上の直接の関与はこちらにはない。何度か細かい確認の連絡があったが、それに答えるだけだった。
33年に及ぶ結婚生活ゆえに、財産の問題が複雑に絡む。離婚するにしても、しないにしても、簡単に結論が出る話ではない。
半年後 |高級フルーツが届いた
それから半年ほどして、事務所に高級そうなフルーツの詰め合わせが届いた。
送り主は依頼者だった。
何らかの決着はついたのだろう。財産の問題があることを考えると、離婚はまだしていないかもしれない。ただ、それ以上は詮索しない。依頼者が自ら話してくれない限り、お礼のLINEだけにしてこちらから状況を聞くことはしない。
それが、依頼者と探偵との距離感であり仕事の流儀。
熟年夫の浮気調査に関するよくあるご質問
Q. 夫が地方在住・東京に単身赴任している場合でも調査できますか?
A. 可能です。東京側での調査を中心に進めることができます。夫の東京での住まいや勤務先の情報があれば、効率よく調査を開始できます。まずはご相談ください。
Q. 理由のない離婚要求をされています。浮気が原因と思われる場合、調査は有効ですか?
A. 有効です。理由のない離婚要求の背景に浮気がある場合、証拠を押さえることで交渉を有利に進めることができます。財産分与や慰謝料請求においても、証拠の有無が結果を大きく左右します。
Q. 婚姻歴が長い場合、慰謝料や財産分与はどうなりますか?
A. 婚姻年数が長いほど、財産分与の対象となる資産が多くなる傾向があります。慰謝料についても婚姻年数は考慮される要素のひとつです。詳細は弁護士との相談になりますが、探偵調査で得た証拠が交渉の土台になります。
Q. 浮気相手が複数いる場合、それぞれに慰謝料請求できますか?
A. 原則として、不貞行為が証明された相手に対して慰謝料請求は可能です。ただし請求の方法や優先順位については弁護士と相談の上、進めることをお勧めします。
Q. 調査結果を依頼者本人への報告だけにとどめてもらえますか?
A. もちろんです。我々は守秘義務を負ってます。調査内容・報告書の内容は依頼者様にのみお伝えします。第三者への開示は一切行いません。完全秘密厳守でご対応しています。



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