青木ちなつ探偵調査 浮気調査・素行調査・結婚詐欺等総合調査全般

浮気調査_少しでも心当たりがございましたらぜひ一度ご相談ください

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実例001

「きっかけは同窓会でした…。」
 56歳男性の場合

気が付けば今年で56歳。気が付かなくても56歳なのですが。

仕事は東京の二流大学を卒業した後、大手不動産会社に勤めていました。

27歳の時。時代はバブル全盛期。とは言ってもこの時にはバブルなんて言葉は無く。

それが弾けてから『泡のごとき時代』=『バブル』と名づけられたのです。

その渦中では「金儲けなんか簡単ジャン」「オレは成功者」と何の疑いも無くそう信じていました。

と、いうか信じるとか信じないというよりも、それがあたり前だと思って居ました。

その後直ぐに独立し起業するのですが、そのキッカケになったのが。

親の後継で不動産業をしていた中学からの同級生Yに「サラリーマンしている場合じゃ無いよ。独立しろ」

と唆されて、一念発起。会社に退職願を出して東京の池袋で10坪ほどの雑居ビルの一室を借り、社長業をスタート。

スタッフにも恵まれ瞬く間に会社は軌道に乗り、いわゆる『青年実業家』として、面白い程儲けました。

  • 忘れられない妻の笑顔

  • そんな頃に、池袋のクラブでホステスをしている妻と出会いました。

    最初は然程、気にもとめてなかったのですが、何度か通ったある日。2人きりでテーブルの向かい合わせに座った時。

    マジマジと顔を見ていると――可愛い顔しているなぁ、、。

    と、思った瞬間に「ホントに可愛い顔してるね」と、言葉にしていました。

    それを聞いた彼女の、はにかんだその口元から八重歯が見え、その笑顔の可愛さに瞬く間に惹かれ。話している時のどことない天然さ。

    笑いのセンスに「惚れたかも」という感情がメラメラと湧き上がって来たことは今も忘れません。

    それから、日曜日の休日を除いて毎夜通い詰め、店終わりのアフターで池袋東口付近のBAR等にチョクチョク付き合ってもらう様になりました。

    その時彼女には、随分年上で妻子持ちの彼氏がいることは知っていました。今でいう『ゲス不倫』ってやつです。

    その彼氏も店には、たまにスーツ姿で来ていたので、顔も知っていましたが、そんなこと知ったこっちゃ有りません。

    私の方が10歳程若いし、当時28歳でその彼氏とやらは38歳らしく当時の38歳は、私くらいの年代の者にとっては、良い言い方をすれば大人。

    恋敵の私から云わせれば「ただのおっさん」。そのオヤジ彼氏は、無口でハンサムで金持ち。

    また、お洒落で格好いい。と、もっぱらの評判でしたが、私から見れば、ただのキザな真ん中分けの趣味の悪いネクタイをした背広オヤジにしか、映りません。

    その背広のおっさんがいくら稼いでいるのか知りませんでしたが。

    お金と若さだけを取っても私の勝ちだと勝手に思っていましたが、ホステスの間では100対2くらいで真ん中分けの方が人気者だった様です。

  • 略奪の末、手にいれた幸せ

  • そんな妻子持ちの背広を、蹴散らすのは造作も無いことで。

    その3ヶ月後には私は妻と付き合い出しました。そのプロセスを全て書いても、面白くも何なんとも無いので割愛しますが、『力技』で背広から奪い取ったことは確かです。

    それから、ものの2ヶ月くらいで私は、東池袋のサンシャイン60の裏手側に当時住んでいた、妻のマンションに入り浸り。

    そして、その半年後くらいだったと記憶していますが、妻の妊娠をキッカケに正式に結婚となり、妻は池袋の店も辞めて専業主婦に。

    今でいう『できちゃった婚』それが、妻との馴れ初めです。

    私は妻を心の底から愛していましたし、妻も私を愛してくれていたことは、勘違いでは無く、確信していました。

    そして、時は流れてバブルも弾けましたが、運が良かったのか塩づけになった土地も無く、池袋西口と東口でラーメン店を3軒経営していたのも繁盛していたので、バブル崩壊の引き潮に、足掻くことも無く全盛期と比べると収入は随分減りましたが、なんとか地道に不動産業をやり続け、西日暮里にタワーマンションを買い(タワーマンションと言っても3階ですが)人並みより少しはましな生活は出来て居ります。

    子供達が独立したこともあり、我がタワーマンションで妻と私2人で生活をしていました。夫婦生活も年相応にはありました。(他の同年代の方々がどうなのかは知りませんが)

    妻との幸せな日々

  • 「同窓会」という名の崩壊の始まり

  • そんなこんなで、最近は老後のことや、身体のことなどに気を遣いながらも、普通に生活をしておりましたが昨年、秋の匂いがしてきた夏の終わり頃。

    妻が高校の同窓会に出かけました。

    私はそういったことに無頓着な人間ですので、別段 反対することも無く。

    逆に妻が出掛ける時「その服チョット地味じゃね」とアドバイスをしたくらいです。

    それは、妻は若い頃と顔もスタイルもほとんど変わっていなく、(池袋の美容外科でヒアルロンサン注射なんか定期的にしていましたが)そんな妻を同窓会に行かせるのはむしろ誇らしげすら思っていました。

    その同窓会は開始時間が18時なので、元来酒好きの妻がこの日、早く帰って来るとは思っていませんでしたが、帰宅したのが夜中の2時前くらい。

    タクシーで帰って来ましたので「随分、盛り上がってたんだな」程度にしか考えて居ませんでした。

    今、思い返すと妻は酔うとテンションが高く、私が寝ていようがお構い無しにその日の出来事を喋りまくるのに、あの日は随分静かにしていたことが思い出されます。

    その頃から、徐々に妻の言動に異変を感じていましたが、この頃は、まさか浮気しているとは爪の先ほども思って居ませんでした。

  • 妻の変貌

  • 朝から私の晩御飯を用意していて初めの頃は、出掛ける日にはLINEで知らせてきていましたが、それが段々LINEも無しに晩御飯の支度だけして、夜7時ころ帰宅したり、遅い日には夜11時頃の帰宅。それが、常態化しだし「何処に行ってるの?」と尋ねたら。

    最初は「買い物」とか「友達のAちゃん達と女子会」などと、一応の言い訳をしていたのですが。

    ある日の夜10:30頃、帰宅した妻に「どこに行ってたの?最近遊び過ぎじゃね?」と言い終わるが早いか「いいじゃないの!あなただってゴルフに行ったり飲みに行くじゃない!」と、今迄聞いたことの無い、意味不明な逆ギレに私は唖然として「何を怒ってるの?」とだけ言うのが精一杯でした。

    妻はそのまま黙って風呂に入りサッサと寝室に入って行くのを見た時。

    初めて「浮気」の2文字が頭を霞め、ゆっくりと考えて見ました。

    あの同窓会の日から何かがおかしいし、見た目は若くても、もうすぐ50の声を聞こうとする女に付き合ってくれる、女友達がそんなにいるのか?

    そこに男が参加していても何もおかしく無いし、あの逆ギレは何だったのか…。

  • 疑いが確信へ

  • 翌日、会社へ行く前に私は池袋のドコモショップに行き。家族割りで私の名義になっている妻のスマホの発信履歴を取り寄せる様に手続きをしました。

    5~6日後だったと思いますが、郵送では無く、ドコモショップにその発信履歴を取りに行き。封を開けて見てみると、妻の発信が千葉県となっているものがランダムに並んでいる。

    それは、東京発信もあったり、一般回線であったり。

    色々でしたが、あきらかに一日に電話をかけている回数が多い。

    その同じ携帯番号にかけている頻度が何度もある。

    私はパソコンでグーグルの検索窓に、一般回線の番号を打って検索をかけると、千葉のレストランであったり。

    ペットショップ・ケーキ屋・ピザ屋・カラオケボックス・大手百貨店等々。

    昨今、これだけ携帯が普及している中で一般回線に電話をかけるのは当然、何等かの店舗であることは分かっていました。

    翌日、ある程度、自分で解析してから妻がお風呂に入ったのを見計らって妻のスマホの暗証番号を、妻の父親の誕生日で入れてみると、それは直ぐに開きました。

    妻は亡くなった父親のことが大好きで、4桁の暗証番号はカードから何から全てその番号だったので然程、難しいことでは無かったのです。

    早速、ピックアップしてあった一番頻度の高い携帯番号を電話帳の検索窓に入力すると、名前が出た。

    苗字だけだが「○○くん」と書いてあったので、直ぐに男性であることは理解出来ました。

    次にラインを見ると、それらしい男性のものは無く、ショートメールを見るとその「○○くん」との遣り取り履歴が一番上にあるにも関わらず、中身は全て消去されている。

    少し、血の気が引くのを感じながら妻にばれない様。

    スマホが置いてあったドレッサーに戻しました。

    そうであろうとは思っていましたが、この状況はどう好意的に考えても浮気しているとしか思えません。

    妻の実家が千葉であること。高校も千葉。

    同窓会も千葉。いい年をした人間が『○○くん』というのは、年下かあるいは同級生くらいのもの。

    そして年下ならば下の名前で、『○○くん』か『○○ちゃん』 この時、疑いはほぼ確信に変わりました。

    ――妻は浮気をしている。同級生の○○くんってやつと。

  • いざ、探偵依頼へ

  • ただ、そうで無いことに一縷の期待があったのも事実で、ショートメールの内容が消去されていたことが、リアルな関係性を認めなくても良いことが救いなのか、現実から目を逸らしたかったのか…。

    しかし、このまま放って置くことは出来ないので、

    ー探偵、浮気調査…。

    と、以前から少し考えていたことを実行するしかないと結論付けたのです。

    何も知らない妻が風呂から上がってきたのか、ドライヤーの音が聞こえる。

    その音が止まり、バスルームの扉が開いてパジャマ姿のままスッキリした顔で化粧水の香りを残したまま冷蔵庫から、アサヒスーパードライの缶ビールを取り出した時「あなたも飲む?」と言ったので「うん」と平静を装いながら返事をしたら、缶ビールを2本出して来て、後ろ足で冷蔵庫の扉を閉めて、リビングの横に持って来て座るなり栓を開けた。

    妻は1本目のビールをうまそうに飲み干し、2本目を冷蔵庫に取りに行き「あなたも飲む?」と同じ言葉をくりかえしたが、私は妻よりもお酒がそんなに強くは無いのと、まだ三口程度しか減っていなかったので「まだ大丈夫」と返事したら、妻は何も言わずに自分のだけ持って来て、また勢いよく栓を開けポテチをつまみにTVを観ながら何くわぬ顔をしていました。

    翌日、私は会社のPCで東京の池袋の探偵事務所 浮気調査と打ち込み。検索しましたが、探偵なんて初めて探すのでどこが良いのか分からなかったのですが、私の縄張りである池袋で探すと結構一杯有りました。

    サンシャイン60に 青木ちなつ探偵調査と云うところが私の興味を引き、全てのページを隈なく見て周わり、メールを送ってみました。15分くらいで返信があり、何度か遣り取りをした後、明日の夕方にそのサンシャインの探偵事務所を訪ねることになりました。

    翌日、車でサンシャイン60の地下駐車場に車を停めエレベーターで45階に行きフロントの若くて綺麗で上品そうな笑顔のお姉さんに名前を告げると「少々お待ちください」。

    そして直ぐに、内線電話で担当者に連絡をしてくれて、部屋まで案内してくれました。

    事務所内には誰も居なく、案内してくれたお姉さんに「お飲み物は何がよろしいでしょうか?」と、ホテル並みの行き届いた配慮に

    ーいくら位取られるんだろう…。

    少々、ひよってしまいました。斜め右側のロッカー風の家具の上には、探偵証明書なんとか・・と、松たか子と阿部サダヲ、鶴瓶と華奢な女性。真ん中に見慣れない男性の写真が飾ってあり。

    右側の洒落た本棚には、カウンセラー資格の認証証やら日本調査業協会の看板等が並んでいる。始めて見る探偵事務所を興味深く見ていると、先程の女性がコーヒーを運んで来てくれた。

    そのまま彼女と話をするのかと淡い期待を持っていたら、その後、直ぐに私と同年代か少し下くらいのスーツを着た男性がノックしながら扉を開けて入って来た。

    名刺を頂き堂々たる風貌とは逆に上品な佇まいで、関西なまりがあるけれども然程、気にはなりませんでした。

  • 決意

  • どこから話しすれば良いのか分からなかったので、探偵さんがそれを察したのか「それでは、こちらからご質問させてもらってもいいでしょうか」と助け舟を出してもらいました。

    婚姻年数から子供の数や年齢などを簡単にメモをしながら聞かれ、少し緊張もほぐれて来た頃には、私が今回の一連の話しを1人でベラベラと喋って居ました。

    探偵の青木さんはそれを細かにメモに取って聞き役に徹していました。また、その字が綺麗なことにも少々負けた感があったのを覚えています。

    一通り、話した後に「これって、浮気してますよね?」と、尋ねると「う~ん…90%ですかね」と云われた時に私の想像していた返事が返ってきたので、現実を受け入れるしか無いと決断し、私の胸の中で何かがパキッと音を立てたのをハッキリと感じました。

    探偵さんが「もしも黒という結果が出たらどうされたいですか?」と、優しい目をして聞いてくれたので、「出来ればやり直したいんです」というと「分かりました」とだけ返事をしてくれ、イザ契約書に名前を書く時、私は字が下手なのでチョット頑張って、綺麗に書こうと頑張りましたが、直ぐに諦めて普段の字で書きました。

    そして妻の写真をLINEで探偵さんのスマホに送って欲しいとのことで、写真は沢山あったのですが、妻が綺麗に映っていて私がチョットいけてる写真を選んで、3枚送信しました。

    探偵さんが「綺麗な奥さんですね」という。少々誇らしげに思っていると、探偵さんは「今現在に1番近い写真はどれですかね?」というので、ハッと我に返り。

    ーこんなところで、何を格好つけているのか…。

    と、逆に恥ずかしくなり、もう一度スマホの写真から今の髪型と同じものを選んで送ったら、「ハイ、有り難う御座います」といわれ。探偵事務所での全ての手続きを終え、探偵さんにエレベーター前まで見送られて青木ちなつ探偵調査を後にしました。

    サンシャイン60地下2階の駐車場の車に乗り込んで直ぐに、タバコをに火を付けた後に、心が少し痛んだ様な感覚になりましたが、その思いをエネルギーに変えなければこのまま自分が自分でいられないと思い。「よし!」と気持ちを入れ替えました。

  • 調査開始

  • 翌日、「青木探偵事務所の調査主任」という探偵さんから連絡をもらい。

    我が家の下見に来ているとのこと。

    出入り口の位置。妻が普段使うマンション内の経路等を聞かれ、事細かに説明をしました。

    その日の夜に私が夜の8時前に帰宅し、妻と一緒に食事をしている時。

    ビールを飲みながらTVを観ながら私の方を見ずに「明日、チョット遅くなるかも」とだけ、その理由も告げずに言った。

    ー早速きたか…。

    と、思いながら「どこ行くの?」と尋ねると「実家」とだけ答えた。妻が、風呂に入った時に調査主任と云う探偵さんに直ぐ「明日、妻が行くらしいです。概ね10:30には家を出ると思います」とラインを入れましたら、1~2分で、「承知しました」と返信がありました。

    翌日の11時過ぎに探偵さんから妻の顔写真と駅のホームに立っている後ろ姿の写真がLINEで送られて来て「この方、奥さんで間違い無いですか?」と記されていたので「妻で間違い有りません」と返信すると「承知致しました」の返信。

    ーいよいよ始まったか…。

    と、少しの興奮と。どう云ったら良いか分からない感情が浮き上がって来ましたが、探偵に浮気調査を依頼したのだから、今更私がヤキモキしても無駄だと思う様にし。

    気持ちを切り替えて仕事に専念することを決めましたが、結局その日は、ずっと探偵さんが妻を追いかけて男と合流することだけしか考えていいませんでした。

    妻の浮気調査を開始

  • 明らかになる浮気という名の現実

  • 午後4時過ぎに探偵さんから、「今、池袋のホテルに入りました」とLINEが入った時には、

    ーマジか!それも池袋!?厚かましい奴…。

    と、想像していなかった衝撃をうけました。妻の浮気を確信し、お金を払って、探偵に浮気調査を依頼したのは全て私自身なので、こんな感情になることは探偵事務所選びには、間違っていなかったと一先ずそこは良かった。

    相談した青木さんと云う探偵さんは、信頼に足りる人だったし、調査主任の探偵さんもホテルに入ったところをシッカリと押さえてくれただろうから、ああしてLINEをくれたのだろう。LINEの行間から自信の程が見える。

    ーそれも池袋のホテルって…。

    東京中にラブホテルなんかいっぱいあるだろ!オレの気持ちをどこまで逆なでする気なんだ…。

    一方で、現実を直視することが果たして良かったのだろうか?これからどうなって行くのだろうか…。不安と不愉快さが入り混じった思いでした。

  • 探偵の凄さ

  • 翌日、詳細なLINEが探偵さんから届いた。ホテルの出入りはシッカリと撮れているとの内容だった。

    また、相手の男の名前、住所も判明したとのこと。名前を聞くと千葉の○○だとのこと。

    予想は的中、例の○○くんと同じ苗字…。それも、田中だ鈴木だというありきたりな苗字では無いので、確定だろう。じゃ池袋じゃなしに千葉のホテルでいいじゃないか。

    なにせ、池袋のホテルだと云うことに凄く憤りを感じて居ました。

    探偵さんとの契約は全てお任せする。と、いう定額のプランなので、探偵さんは一回だけでは、2人の関係の継続性を立証するのに弱いので。

    後、1回は最低でも撮りましょう。とのことで「なるほど」1回ではダメなんだと思いましたが、契約の時に探偵さんは「ラブホテルならば1回でも大丈夫」と言っていたが、初めての調査で、撮れたからオマケしてくれるのかな?

    と、思い調査主任の探偵さんに「まだ、やってくれるのですか?」とLINEで聞いたら。

    「青木が弁護士と話をして、もう1回撮った方が良いとのことで、もう1回撮る様に言われた」との返事。

    ヤハリ、探偵事務所選びは間違って無かったとつくづく感じました、それも池袋の探偵事務所で。

    反面、早くこの不愉快な状態にケリを付けたいと云う思いも心のどこかにあったのも事実でした。

    それから、何度か同じ様なやり取りがあって、相談した時の青木さんと云う探偵さんからLINEがあり。

    「調査は無事終了致し報告書が出来ました。

    弁護士にも確認を取ってこれでOKっと云うことですので、ご都合の良い日時をお知らせ頂ければ助かります」

    概ね実情は聞いていたので、この頃はもう一喜一憂することも無く。

    スケジュールを調整して、探偵さんのスケジュールと摺り合わせて、明後日の朝11時にサンシャインに伺う旨を返信しました。

    とらやの羊羹5本詰めを手土産に買って、約束の11時5分前に、サンシャインに付き、受付の女性の方が何も言っていないのに「少々お待ち下さい」といい、笑顔を向けてから、内線電話をかけてくれて、案内してくれる道中に土産を渡すとすごく恐縮した顔をしてから「ご丁寧に有り難うございます。それではご遠慮なく頂戴致します」

    と言ってから、前回同様 飲み物を聞いて下さり、部屋に通してくれて、「少々お待ち下さい。すぐに青木が参りますので」と言い残しフロントの方へと戻って行きました。

    HPには色んな番組に数多く出演されているのに、ほかの芸能人と写っている写真は無く、ヤハリ、松たか子、阿部サダヲ、笑福亭鶴瓶と一緒の写っている青木さんが目に付く。

    2分くらいで今回も先ほどの女性がお茶を運んで来てくれ、私が持って来た羊羹が二切れずつに切られて、私のコーヒーと青木さん用のお茶と思われる、その横に置いてくれた。

    その女性が事務所のドアから出るのと入れ替わりに青木さんが入って来て、「スミマセンお気を使ってい頂いて、遠慮無く頂戴しますので、ご一緒に食べましょう」

    と言いながら、この前、座った同じ席に青木さんがA4サイズの青い二重になった封筒から黒表紙の調査報告書を出して手渡してくれました。

    それは、結構な重さと厚みで思っていたものより重厚感がありました。

    一通りの話しは聞いていましたが、1Pに3枚の写真が印字貼ってあり、

    ーどうしてこんなに詳細なアップの写真が撮れるんだろ?その辺の週刊誌よりずっと綺麗に撮れている。さすがプロ…。

    と、思い。「あの調査主任さんって凄いですね。これってラブホテルのタッチパネルの前ですよね?凄い…」

    と、感心していると、「あ、その場面は私が撮ったのですよ」と言われ。

    またもや、青木さんに負けた感が溢れて来て。

    もう勝ちに行くのを一切やめました。

    妻の浮気調査の証拠を押さえる

  • 揺れる心とお金

  • そして、写真は以前にもLINEで送って来てもらっていたので、今日は思った以上にショックも無くこれからどうするかを青木さんと、話し合いました。

    浮気相手は想像通りの同級生で妻子持ちなので、青木さんの経験から言うと、相手に慰謝料の損害賠償請求 内容証明を弁護士から送付すると、だいたいはその時点から2人の関係が終わり、許してあげるつもりが有るならば、戻って来るケースがあるとのこと。

    ただ、全てがそうなるとは限らず、家に帰ったら荷物とともに奥さんも消えていて、相手側弁護士から電話なり通知書が届くことも有ると。青木さんは言う。

    正直、最初はやり直したいと言う気持ちが100%でしたが、今はあいつの出方次第で、離婚になったとしてもそれはそれで仕方無いと思っていました。

    ただ、会社とは別で、私個人の不動産投資や株式投資をしていたので、離婚となれば財産分与で現金を持って行かれると、凄く困るので色々調べたのですが、財産分与は、離婚にとって避けられないとのこと。

    それを青木さんに聞いても、答えは変わりませんでした。財産分与となれば現金とマンションの最低評価額で計算しても、約1億チョット。浮気の慰謝料なんて2人からよく取れて500万円くらいのもの。

    「女房に浮気された挙句に5000万円以上の金を取られる?」なんじゃそりゃ…。 ーとにかく今、現金を失うとトンデモナイ事が起こる…。なんとかしなきゃいかん。

    これだけ男にゾッコンになってる女房よりもこれからの自分の暮らしの糧を守ることが先決。そう思い青木さんに「なんとかならないですかね?」と、すがる思いで協力を仰いだ。

    青木さんは「今、個人の資金運用は奥さんのお兄さんと一緒に仕事しているんですよね?それもAさん(依頼者)の個人資産を原資に」

    私「そうです」

    青木「それならそのお兄さんを、こちらに取り込んで奥さんを説得させてみてはどうですか?」

    私「でも実の兄妹ですよ。」

    青木「ご一緒にお仕事をしている。それもAさんのお金が無ければそれは成立しない訳ですよね。

    いくら兄妹であれども自分の家庭を守る。つまり、自分の仕事を無くす事と妹夫婦の浮気騒動とどちらが大事かということです」

    青木「とにかく法律家を介入させると、法律に沿った結果しか出ないので、ここは何とか家族会議に持ち込んで、そこで決着を付けるんです。その煽り役をお兄さんにしてもらう」

    私「義兄に全てを話してですか?」

    青木「まず、今回 探偵に浮気調査をしてもらいその報告書をお兄さんに見せる。

    そして、自分の妹のしでかしたリアルな妄想では無いことを認識させてその責任を感じてもらい、それとなく。

    このままでは商売が出来ないことを分からせた方が良いでしょう」

    青木「私はお兄さんの性格を知りませんので、兄妹愛がどれほど深い絆なのか分かりませんので、ストレートなことは避けた方が良いでしょう」

    私「なるほど…。」

    青木「ただ、これはうまく行くかどうかの保証は有りません。このネット社会の現状、少し調べれば手に持っている電話でも教えてくれる時代ですから」

    私「妻が弁護士を入れてきたら、ダメですよね?」

    青木「そうなれば、ムリでしょうが一応ダメ元でやってみる価値はあると思います」

    そんな話を探偵の青木さんと2時間以上した後、報告書と報告書と同じものが入った、USBメモリーを頂き途帰途につきました。

  • 決着

  • その後、青木さんの言う通り妻、義兄、私の父親、私の妹等、近くに居る私の味方達を呼んで、家族会議を開きました。

    一方的に妻が悪いこともあり、また、こんな話なので、重苦しく誰も喋らない時間だけが過ぎて行きました。

    この時点で、お互い離婚ありきで話は進行して行きましたが。それ以上の話しの進展は有りませんでした。

    私はその日から、自宅マンションには帰らずマンスリーマンションで寝泊まりをすることになりました。

    それから間もなくして、妻から連絡があり「話がある」と云われ私は自宅マンションで妻と二人きりであいました。

    それはヤハリ財産分与のことでした。

    妻もそれなりの知識は付けてきた様子ではありましたが。

    「お願いだから○○くんに慰謝料請求だとか、この問題に一切関わらせないでほしいの」と妻は云う。

    浮気相手は妻子持ちの既婚者です。妻は異常にそれをされる事を恐れていました。何故なのかは未だに分かりません。

    それから、あーでも無い、こーでも無いと3時間以上話した後、妻への財産分与は浮気相手を訴えなければ双方の慰謝料分を差し引いて、500万円で良いとのことで、気が変わらないうちに翌日、それで公正証書を作り、無事10分の1の値段で話は終わりました。

    妻は、ウチの会社の役員として名を連ねていたので、毎月50万円の役員報酬を払っていたので、預金だけでも相当額持っていたでしょうから、そこまで金に執着がなかったことで、助かりました。

    それには義兄がかなり説得に当たったことを後に知りますが、私より義兄の方が、お金が無くなることに危惧していたのが良く分かりました。

  • 甘い日々との決別。

  • その後、妻が自分の荷物を全て引き上げて、私達夫婦は正式に離婚しました。

    もう未練も有りませんが、半年経った今でも。妻が立っていたキッチンと、いつも缶ビールを取り出していた冷蔵庫をリビングのソファーから見た時、たまらなく胸が締め付けられ、空虚な気持ちに支配され、少しアルコールが入っている時は、目頭が熱くなることもありますが、後悔は有りません、少々感傷に浸っているだけです。

    概ね30年弱の関わりだったので、それは当然では有りますが、妻も同じ気持ちであってくれればと・・・。

    そんな下らないことを考える毎日ですが、それ以外の時間は相変わらず仕事に追われる毎日ですので、朝起きればそんなこを考えている時間も有りません。

    探偵さんに浮気調査を依頼するなんて…。出会った頃に彼氏の居る妻を力技で自分のものにした。

    その、因果応報なのかな?なんて考えることも有りますが人生は幾ら重ねても、こんなことが起こる。これからも色んな出来事があるのでしょうが、こんなにしんどいことはもうゴメン頂きたい。

     
     
     
     
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