実録 夫の浮気調査|内容証明1通で500万円・再調査200万円|青木ちなつ探偵調査
実録 探偵による夫の浮気調査 |500万円回収と再調査の顛末
「主人が浮気をしているみたいなんです」
相談に来た女性は、開口一番そう言った。夫は38歳、現場仕事を請け負う個人事業主。仕事柄、帰宅時間はもともとバラバラだったが、最近は「現場が長引いた」という言い訳が妙に増えてきた。そして、何より妻の勘というものがすぐに働いた。
初日調査 |ラブホテルの出入りは撮れたが
依頼者である妻から「この日が怪しい」という情報を受け、調査員3名が出動した。現場仕事の個人事業主は行動パターンが読みにくいが、その分、怪しい日の情報精度が高ければ動きやすい。
結果、初日の調査でラブホテルへの出入りを撮影することに成功した。証拠としては十分な映像だった。
ところが、浮気相手の女性を送って行くところで狭い路地に入り調査車両との距離がつまり過ぎてこれ以上追尾すると危険と判断、自宅の特定に至らなかった。ここが心残りだった。ラブホテルの出入りだけでも不貞行為の証拠にはなる。しかし、慰謝料請求の相手を特定するには、氏名と住所が必要になる。
依頼者に状況を報告し、次の調査に備えることにした。
2度目の調査 |自宅特定とラブホテル出入りをまんまと
依頼者の情報は的確だった。「この日も怪しい」という連絡が入り、調査員が再び出動。
今回は浮気相手の自宅特定を主目的に動いていたのだが、調査対象者である夫はこちらの思惑など知る由もなく、2度目のラブホテルへの出入りまでまんまとやってくれた。これで継続性の立証も完了した。
その後、浮気相手の自宅を特定。依頼者がすでに苗字を知っていたので、法務局に足を運び登記簿謄本からフルネームを確認した。住所と氏名、これで慰謝料請求の準備が整った。
霞が関の弁護士事務所へ |500万円という数字
依頼者を連れて霞が関にある弁護士事務所を訪れた。調査報告書を持参し、弁護士に内容を説明した。
弁護士は報告書をひと通り見て、こう言った。
「今回は探偵費用と弁護士費用も含めて、500万円の請求にしましょう」
「ダメ元で」という言葉も添えられていた。依頼者も私も、実際にそれが全額入ってくるとは思っていなかった。相手の出方を見ながら交渉になるだろうと、その場にいた全員が思っていた。
内容証明が浮気相手に届いた。
その数日後、弁護士から連絡が入った。
「口座に500万円が入金されました」
一番驚いていたのは、弁護士本人だった。
(通例平均値では150万~200万円)
再調査の依頼 |まだ続いていた
それから3ヶ月ほどが経った頃、依頼者から連絡が来た。
「まだ2人の関係が終わっていないようなんです」
夫には探偵に依頼したことを告げていなかった。そのため、夫は自分の浮気が証拠として押さえられていることを知らないまま、関係を続けていたのだ。
再調査に入った。今回はホテルこそ前回と違ったが、昼間のラブホテル出入りをあっさりと撮影できた。懲りない人というのは、本当に存在する。
2度目の内容証明 |弁護士同士の交渉へ
同じ弁護士から浮気相手に300万円請求の内容証明を送付した。
今回は浮気相手も黙っていなかった。弁護士を立てて、調査報告書の開示を求めてきた。弁護士同士の話し合いになり、最終的に200万円の支払いで決着した。
1回目500万円、2回目200万円。合計700万円が依頼者の手元に渡ったことになる。
その後
今は夫も真面目に家に帰ってくるようになったという。
浮気相手にとっては、合計700万円という授業料だった。夫にとっては、妻が探偵を使っていたことを知らないまま、気づけば浮気相手に700万円を払わせた妻と今も一緒に暮らしている。
この仕事をしていると、人間の業の深さと、したたかさに、何度でも驚かされる。
浮気調査に関するよくあるご質問
Q. 浮気相手への慰謝料請求はいくらくらいになりますか?
A. 婚姻年数・子供の有無・不倫の期間や悪質性によって異なります。一般的には100〜300万円程度が多いですが、探偵費用や弁護士費用を含めて請求するケースもあります。相手の資力や状況によっては、満額に近い形で解決することもあります。まずはご相談ください。
Q. 1回の調査で証拠が取れなかった場合はどうなりますか?
A. 1回の調査で全てが解決しないことは珍しくありません。初回で状況を把握し、2回目以降で確実な証拠を積み上げていく進め方が一般的です。依頼者様からの情報提供があれば、効率よく調査を進められます。
Q. 浮気相手の住所や氏名を特定することはできますか?
A. 可能です。自宅への尾行や法務局での登記簿謄本の取得など、合法的な方法で特定します。慰謝料請求には相手の氏名と住所が必要になりますので、証拠収集と並行して特定作業を進めます。
Q. 浮気が再発した場合、再調査はできますか?
A. もちろん対応します。一度解決した後に関係が続いていることが判明した場合、再度の調査と慰謝料請求が可能です。2回目以降の請求も、証拠があれば十分に交渉できます。
Q. 探偵費用は慰謝料請求に含めることができますか?
A. 弁護士と相談の上、探偵費用を慰謝料請求額に含める形で交渉することは可能です。相手が認める範囲で回収できるケースもあります。