映画さながらの探偵の企業潜入調査②

映画さながらの探偵の企業潜入調査②

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前回までのあらすじ

中小企業の社長から、社員の横領事件の犯人探しを依頼された。早速、得意の潜入調査の作戦を立て、まずは探偵をひとり会社内に送りこんだ。

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幸いにも配車を担当をする、男性社員は先代の社長時代からの古い人物で、社長といつも行動を共にする間柄。この人になるべく毎回違う社員と同じ車に乗せる様にお願いし、弊社のオールマイティな潜在能力を持つ探偵、井口にボイスレコーダーを持たせて1日目の出勤を終えた。

 

結構な肉体労働なので、探偵、井口には仕事が終わった後は会社に戻らず直帰させて、身体を休めさせ。3日が過ぎた。潜入している会社が休みの日に、同乗した社員の名前と性格などをレポートにまとめさせた。

 

そのレポートには、3日で6名分の名前と詳細が書かれていた。

 

探偵、井口によるレポートには、まずは社員A 年齢30代後半

 

「言葉少なめで、仕事は一生懸命。新人に対しても丁寧で好感の持てるタイプ

 

次にB 年齢20代前半

 

「会社に居る時と全くの別人で、現場に着いても車から降りて来ない横着者であるが、仕事はそれなりに出来る」

 

次にC 年齢30代前半

 

「仕事も出来て明るいムードメーカータイプではあるが。やや人見知りの傾向が伺える」

 

次にD 年齢30代前半

 

「とにかく良くしゃべる。それも自分のヤンチャの自慢話ばかりでいい加減疲れるタイプで、個人的には嫌いなタイプ」

 

次にE

 

「年齢は40代後半のベテラン。自分の仕事を着々とこなすマイペース型で、話には相槌を打つ程度で可もなく不可も無くといった雰囲気」

 

 

次にF 年齢20代後半

 

「Bと仲が良いらしく、仕事はかなり出来る。しかし、これもまたヤンキーや近所のヤクザの誰それがどうのこうのと、鼻につくタイプ。会社での姿勢とは裏腹に態度は横着極まりない」

 

 

このレポートを読んだ青木は、探偵 井口にもう少し詳細を聞いたが、どうしても主観が入る為、他にもいいたいことは有るが、今のところはこの程度とのこと。探偵 井口の語り口調を聞いていると、BとFのことが相当気にくわない様子が安易に伺えた。

 

 

そして、それから探偵 井口は10日間ほど探偵だと気付かれることもなく、淡々と朝から夜まで仕事をこなしていた。

 

 

探偵 井口が潜入調査を初めてから2週間ほど経った19:00過ぎ。青木の携帯が鳴った。ディスプレーには井口と表示されている。

 

 

「今日、事務所に居ますか?面白いもの撮れましたよ。よかったら今から事務所へ行きます」

 

 

との一報に青木は

 

「よっしゃ。待ってるわ」と返答し電話を切った。20分ほど経って事務所のドアが開く音が聞こえ井口が、

 

「お疲れ様です」と入って来る。青木も「おつかれさん」と挨拶もそこそこに、

 

「どんなん撮れたん?」と青木がいう。

 

探偵 井口が少々自慢げに口を開いた。

 

「仕事先のお客さんに、2万円程度の備品をセールスするものがあるんですね。当然それは、会社の倉庫から持って出て来てるわけですから、会社の物。それを会社に黙って売り飛ばしてそれをポケットに入れてるんです」

 

 

そう云いながら井口はボイスレコーダーを取り出し。その会話の一部始終を再生させた。

 

 

そこには、BとFと探偵 井口の3人が同乗しながら、あたり前の様に不正のやり方などを話している声が入っていた。そして車のハザードの音が「カチッカチッカチッ」とテンポ良く鳴っている音が、よけいにリアルさを醸し出す。

 

 

そこで、ボイスレコーダーから。探偵 井口が「それって僕にもいくらか口止め料もらえる?」と冗談半分に半笑いでいうと。

 

Fが「昼飯くらいなら奢ってやるよ・・」

 

 

これは、誰が聞いても分かる見事な会話だ。

 

 

青木はすぐさま社長に電話して「ボイスレコダーに録ったから事務所まで来てまらえますか?」と、いうと、フットワークのいい社長は最初に相談に来た3名で、1時間もかからずに事務所に到着した。

 

 

その間にその音声をノートパソコンに取り込んで、より聞き易いようにして、応接間で待つ社長達に音声を聞かせた。

 

 

この問題が発覚してから、約1年ほどの間。お金が消えた日を逆算すると、必ずこのBとFが同時刻に会社に居たことは社長達も知らなかった訳ではないが、それは他の社員達も同じように居るケースもあったので、絞り込めなかったのと。社長をはじめ、会社の幹部達は、このBとFを凄く可愛がっていたので、そうでないことを期待していた部分もあったのでしょう。

 

 

3人がその音声を聞いている時、社長達の顔はあきらかにショックを受けていることが容易に判別出来た。

 

 

 

そして音声は終わった。こちらから説明する必要もないほど、すぐに把握できる内容。音声が止まった後、3人は俯いたまま一言も発しない。すると社長が

 

 

「少し表でタバコ吸ってきます」といい事務所を出て行った。

 

 

 

この落胆ぶりはよほど可愛がっていたのでしょう。その悪だくみの話しかた、ふてぶてしさも相まって二重人格さにショックを受けたのでしょう。後日談ではありますが、弊社から帰ったその日。女性の支部長を除いた社長と本部長は、朝まで焼酎を飲んで泣いたとのことだった。

 

 

15分くらいしてから、3人は事務所に戻って来た。先程よりは少し落ちついた様子。

 

 

青木が、「これで、ある程度の目ぼしは付きましたので明日から私も皆さんと同じ時間に会社に出勤します。」

 

 

「そして、従業員の方ひとりずつと面談を行い。先ずは会社に言いたいことを聴き取りし、最後に本件の噂話。つまり想像とか噂話でも良いから何か知らないか?を、簡単に聞いてみます」と告げた。

 

 

社長達もそれに反対する理由もなく、青木の作戦に同意して翌日朝8:30に出社することとなった。

 

 

そして翌日、青木はスーツに身を包み会社へ着く手前のコンビニ。ローソンでお昼ご飯の少々大き目のおにぎりひとつと、ペットボトルの水とコーヒーを買って会社に出社した。

 

 

出社して直ぐに事務所の奥の客用の応接間で社長と支部長。そして青木の3人で、会社内の説明を受け作戦会議をしていたら、11時頃に青木の名刺が届いた。

 

 

その後、事務所の人達の前で社長が

 

 

「今日から勤務する青木さんです。みんなの意見をを汲み取ってくれる方なので、ひとりずつ面談しますのから、呼ばれた人は青木さんに協力するように」と、いい青木は簡単な挨拶をして、いよいよ探偵 青木の真骨頂である潜入調査が本格始動した。

 

 

次回映画さながらの探偵の潜入調査③へつづく・・。

 

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