教えて探偵さん。浮気相手が複数の場合②

教えて探偵さん。浮気相手が複数の場合②

そして、朝9時少し前に漫画喫茶からご主人が出て来た。その漫画喫茶の出入り口の一番見晴らしの良いコインパーキングに調査車両を停め探偵3名が乗っていた。

 

 

ベテランS級探偵は、休日出勤だと嘘を吐いているご主人がこの漫画喫茶で時間潰しをしていると思っていたので、ひとつしかない出入り口からご主人が出て来たら、調査車両と反対の竹ノ塚駅へ向かうはずなので、調査車両には目もくれないと、たかを括っていた。ましてやコインパーキング。

 

ところが、ご主人が出て来た時、助手席に座っていた新人探偵の方をチラッと見た。

 

しかし、顔を確認出来る程の時間ではなかったので、ベテラン探偵が新人探偵に念の為1駅だけ、茂くんが一番前で、オレ達の壁になってくれ」

 

と、愚かな判断をしてしまったのだ。

 

 

俄然、やる気を出した新人探偵が「ハイ!」と返事をしたと同時に車から飛び降りドアを「バン!」と、大きな音を立てて飛び出し走り出してしまった。

 

その瞬間。ご主人がもう一度、振り返ったことを残った2人のベテラン探偵は見逃さなかった。そして、新人探偵のインカムは耳から外れていることも、確認出来た。

 

それに続いて、ゆっくりと調査車両から手際よく降りたベテランS級探偵2人がその後を追う。東京駅での待ち合わせだと分かっていたので、気持ちは少し楽だったが・・・。

 

なんと・・・。竹ノ塚駅から東京駅へ向かうのは当然、上り。ところがご主人は下りのホームから、東武スカイツリーライン「東武動物公園行き」に乗車。変な予感にさいなまれながら、新人探偵とS級探偵が同じ車両に乗り込み、S級探偵は若干の距離を取って、空いていた電車の椅子に腰かけ、スマホを見る振りをした。

 

すると・・。新人探偵 茂ちゃんは、なんとご主人の前に立ちご主人をガン見しているではないか。

 

生きた心地のしないS級探偵達。しかしほどなくして次駅の草加駅でご主人が下車。新人探偵がその真後ろ1mほどを付いて行く。

 

同じ車両に乗っていたS級探偵が思わず。「もういいから竹ノ塚に戻って指示を待って」と耳打ちをし、そのまま上りホームへ行かせた。

 

 

同じS級探偵が、隣の車両に乗っていたベテランS級探偵にインカムでご主人は草加の改札を抜けましたので、追いますが「間違い無くバレていますので、ムリはしない方向でいいですか?」

 

と、ベテラン探偵に許可を求めた。「分かってるムリはしないで、少しでも目があったら今日は一旦引き上げよう。オレの判断ミスだよ、いずれにせよもう一度この駅にご主人は戻って来るはず。オレは構内で待機するから」

 

そう打ち合わせをした、その5分後キョロキョロしながら草加駅周辺を周回していたご主人が草加駅へ戻っているとインカムで知らせが入った。「オレも2回程見られています」と、尾行していたS級探偵がいう。

 

 

「分かった後はオレに任せて」と駅に残っていた方の探偵が言った。そして、「おそらく、草加まで来たから待ち合わせに焦っているだろうから、西新井で準急にのり変えると思うから、1本後の電車で後から来て」といい。尾行していたS級探偵は「分かりました」返事をし、指示に従った。

 

 

想像通り、西新井駅で一旦ご主人が降りたと、LINEが入った。その後、「茂くん東京駅に向かって」とLINEを入れると「了解です」と、いらだちを隠せないS級探偵達は「何が了解ですじゃ・・」とLINEの返信にさえ腹が立って来た。

 

 

そして、西新井駅に準急よりも先に各停が先に到着し、そこから1本遅れで来た探偵が降りたのが目に入ったので「お疲れさん、対象とは距離を取って横の車両にでも乗っていて」とインカムから通電された。お決まり通りに「ブツッ!ブツッ!」とインカムの了解の合図が戻って来た。

 

 

その直後、準急が上りホームに入って来て、ご主人と探偵達が乗り込む。まだ、少々新人探偵 茂ちゃんを探している様子のご主人も北千住で乗り換え上野を下車しJR山の手線、東京行きに乗り込んだ時には、座席に座ってスマホを取り出し警戒心は随分薄れたように見て取れた。

 

東京駅に着き、丸の内側のショッピングモールの小さな「東京バナナ」の店舗の前でご主人が立ち止まり、スマホを出して操作し始めた。

 

「東京バナナって・・。」なんとベタな場所で待ち合わせ?

 

この位置は、東京駅丸の内ショッピングモールは、広いので対象を見張るには絶好の場所。2人のS級探偵が角度を変えた場所から、ご主人の動きを細かに見ている。しかし、このご主人、電話をし出してからウロウロとあっちへこっちへと歩きながら話している。

 

その程度のことは探偵にとっては、さして問題では無く人混みも多く2人の探偵はなんなく尾行する。

 

その時、新人探偵『茂くん』からインカムで

 

「東京駅に着きました!」と通電。

 

「丸の内側に来て、対象とオレ達は構内にいるから」

 

「丸の内側ってどこですか?」

 

少々イラついたS級探偵は「その辺の人に聞けばわかる」

 

「その辺の人って、通行人ですか?」

 

「誰でもいいから聞けよ!」

 

いよいよ、辛抱の限界で、S級探偵も声を荒げた。それにも関わらず、茂くんは

 

「ハイ!分かりました!」

 

と、何等気にしていない返答。

 

それから20分近く経って・・・。

 

教えて探偵さん。浮気相手が複数の場合③へ続く・・・。

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