探偵による浮気調査 実例⑤

探偵による浮気調査 実例⑤

前回までのあらずじ。

 

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青木ちなつ探偵調査に、専業主婦の依頼者から 夫が会社の取引先の接待で北海道の札幌へ行くと告げられが自宅の夫婦共有パソコンに『札幌ツアー』の確認メールが返信されていたのを発見。

 

そこには、同級生でもある夫の会社の社長と見知らぬ女性2人の名前があった。間違い無く不倫グループ旅行だと確信した妻は早速、飛行機往復の便名の情報を持って浮気調査依頼。

 

S級探偵。取締役の青木を始めベテラン探偵、梅田、歴は短いがバツグンのセンスの中村。最強の布陣で調査に着手した。無事札幌までのミッションは滞りなく進んだ。そしていよいよホテルのチェックインに・・。

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老獪な探偵テクニックで、不倫グループ達の部屋を特定しようと、チェックインカウンターで不倫グループ達の部屋をなんとか特定出来ればと不倫グループのチェクインを覗きみようとしたが、特定までには至らなかった。これ以上ここで無理して怪しまれてはいけないので、この作戦は諦めた青木。

 

 

その後、チェックインの手続きを済ませた、本丸の調査対象者。つまり、依頼者の夫と不倫グループの残り3名が合流し、ワイワイガヤガヤと、不倫旅行のスタートとばかりに、フロント横の2機あるエレベーターの前で談笑しながら、待っている。

 

 

今度は梅田が乗れるものなら、同じエレベーターに乗り込もうと不倫グループの死角に入り様子を見ていたが、エレベーターが意外に狭いのを認めると、乗り込むのを断念し、エレベーターが止まる階数の確認に切り替えた。まだまだ、本格的な探偵の腕のみせどころは始まったばかり、ここで無理は禁物。

 

 

エレベーターはスムーズに上がり出し、どこの階でも停まる形跡もないまま、8階で停まった。

 

 

まずは不倫グループ達の部屋は8階であることは判明した。

 

 

スマホの時計を見ると16:00過ぎ。これから荷物を置いて、夕食に出るのは17:00頃と予想し、探偵達はホテルを出てひとつしかないホテル出入り口の玄関先が見えるところで待機。

 

 

すると、以外と早く16:30ころに不倫グループ達がホテル玄関にラフなスタイルで出て来た。男性達はそのままの服装だったが、どこの誰だか分からない不倫相手の女性2人は着替えていた。

 

 

凄く楽しそうに談笑しながら、歩き出す不倫グループ。空港の中で。もっというと飛行機での座り位置で、誰と誰がカップルかということは分かっていたが、もう完全に二組に分かれながら歩く不倫グループ。社長に限っては手まで繋いでいる。

 

 

信号待ちで、中村が1m以内に接近した時に、社長の不倫相手は若作りだが結構 年齢は上の様だと確認。

 

 

1m以内に接近するのは、調査対象者と探偵だけの場合にはしないが一般の方が6~7名同じ信号待ちをしている時には間合いを見て接近することも有ります。極端な例でいいますと電車尾行の時に隣の席に座ることもあるのです。

 

皆さんの中でも、毎日電車に乗る方は今日、昨日電車で隣の席に座った人が、よほどの美人か超イケメン男性以外ならば、どんな人か覚えてるでしょうか?

 

探偵は特に東京の様な尋常じゃないほどの人混みでは、たんなる風景にしか過ぎないのです。(長時間隣にいるわけでは有りませんが)

 

 

話を不倫グループの信号待ちに戻します。

 

タクシーに乗る雰囲気でも無いので、そのまま付かず離れず尾行を続ける中村と梅田探偵。その後を青木が毒蛇色のレンタカーで静かに後方から追う。進入禁止の道に入られると調査車両は、ついて行けないが行けるところまでムリせず追う。それは、万が一タクシーに乗られた時の保険。

 

 

調査対象者がタクシーに乗りそうだとか、電車で次の駅で降りそうな時は雰囲気でわかる。タクシーの場合は、国道沿いを歩きながら、チョクチョク後ろを振り返り車列を見ながら歩く。そんな様子が見えたら、調査車両がいない場合、探偵が先にタクシーをつかまえて、先に乗り込み調査対象者を通り越して待つ。そして調査対象者がタクシーに乗り込んだ後を追うのです。

 

電車を降りる場合には、スマホを鞄に入れたり。座席に座っている場合には少しキョロキョロしながら腰の位置が少し前にずれる。中には、なんの変化も無く急に立ち上がり降りる人もいるが、概ねは分かる。

 

チョコチョコこうして探偵術の説明が入りますがそこはご容赦下さいませ。

 

不倫グループは、そのまま延々と歩き続け約30分も歩いたところので、信号の無い国道を反対車線側に斜めに横切りはじめた。その先に古い小さな焼肉屋さんが見える。不倫グループの歩みは定規で計った様に、その焼肉屋の方向に向いている。

 

 

「あの店か」探偵達は一同にそう感じてカメラを回す。歩いた距離、初めてみせる国道の横切り。焼肉屋。時間は17:00過ぎ。この状況での食事において全ての条件が満たされている。

 

 

案の定、その店の小汚い暖簾をくぐり社長を先頭に不倫グループ達はひとりずつ入って行く。梅田と中村がカメラを回す。

 

ここで、店の看板や住所などを撮影するのですが、安易に近づいて撮ったり。安心して目を離すことは絶対に禁物。店内が満員だとか、何等かの事情で店を変える。携帯片手に出て来るなど、しばらくは注意が必要となる。ポンコツ探偵は直ぐに店の前に行き、くまなく撮影を始めて調査対象者とゴッツンコする場合も少なく無い。

 

 

あと、調査対象者はもとより、店の客や店員の目にも要注意。食事風景を撮りたいのは探偵の性ではあるが、事実上それを撮ったところで、依頼者に「凄い!こんなところどういう風に撮るんですか」などといった会話だけで調査の本質には何のプラスにもならない。見つかるデメリットの方が断然多い。

 

 

リスクなしに撮れるのならば完成度の高い報告書作成の為、写真は無いより有る方が良いといえば良いが、そこまでリスクを冒すほどのメリットは無い。依頼者さんの中にはこう云った不倫グループの場合、食事の座り位置まで気にされる方もいますが、本件の場合それは必要ないし、その気になれば時間が経ってから撮れないこともない。

 

 

毒蛇レンタカーが絶妙の位置を探し、その場所に停め探偵達は全員乗り込んで、調査車両の中から焼肉屋の玄関を凝視しながら出て来るところを撮る為にカメラのファインダーを開け、タイムラグが無いよう準備をする。

 

これがホテルなどの場合には、定点でカメラを固定し回しっ放しにするところなのだが、店への入りは撮れているのでそこまで神経質になることも無い。

 

 

「しかし、タクシーに乗らずに30も歩くってなんなんやろ」と青木がいう。

 

調査対象者が食事に入ったら先ず1時間半は出て来ない、これが酒飲み集団の場合には5時間ほどいる場合もある。そんな時に探偵達は調査対象者達の動きの分析話しが始まる。これも「探偵あるある」

 

「こんな古ぼけた店を選ぶということは、飛び込みじゃないことは確かやから、前に一度タクシーで来たことがあって。結構近く感じて、歩いてみたら遠かったってことかな」と、青木がいう。

 

「ここまで来るのに、一度も間違わずに喋りながらすいすい来たので知り合いの店?」と梅田探偵。

 

「札幌不倫旅行の第一ステップだから、楽しく喋っているうちに着いたとかですかね」と中村探偵。

 

こんな風にあまり必要の無い話しが車中を飛びかっている時、急に青木が

 

「あ!」と叫んだ。

 

探偵による浮気調査 実例⑥に続く・・。

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