実例、浮気調査 東京編④

実例、浮気調査 東京編④

コンビニに一台の白いセダンがハザードを出して停まった。浮気相手の車だ。コンビニ内にいた妻は目ざとく、その車を見つけると、小走りでコンビニから出、あたり前のように助手席に乗り込んだ。探偵達は阿吽の呼吸で、誰が指示するわけでもなく、それぞれの角度からカメラを回し、浮気相手のセダンが発進したのを確認した後直ぐに調査車両に乗り込み浮気相手の車を追う。

浮気相手の自宅に向かうならば左折なのだが、セダンは突き当りのT字路を右折した。「あれ、どこに行くんだろう」と探偵の誰かが口にした。「ファミレス?」「ラブホテル?」「買い物?」等々と、別段どこに行っても良いのだが、それぞれが想像を口にする。いつもの光景、いわゆる『探偵あるある』。

そこから20分程、車両尾行を続けていると東京でも有名な大型ショッピングモールの前で左折のウインカーが出た。「これか・・」と、それぞれが口にした想像の中に入っていなかったことを誰かが言った。

その駐車場は広い割りには平日のせいもあってか、あちらこちらに歯抜けになっているところがあって。セダンは何の躊躇いも無く、入口に近いところに車を停めた。調査車両もシレ~と対面の駐車場5台分程度外した2列目に斜め向い合せな場所に駐車。

ビデオをズームにすると、運転席が駐車場の照明のせいもあって2人の顔が鮮明に撮れる。1人の探偵が後部座席からゆっくり降りて、2人が車から降りてショッピングモールに入って行くところを撮るべく定位置に付く。すると調査車両から2人を映している探偵が「あらら・・。キスしてるし」とビデオを回しながら言う。肉眼でもその樣は見て取れた。ご依頼者には申し訳無いが、こう云ったシーンは結構重要なので、探偵としては「よっしゃ!」となる。それも結構ディープで長い。

7~8分も車の中で興奮状態の2人がようやく車から降り、手を繋いでショッピングモールの方へ歩き出したのを待機していた探偵が追う。その後、調査車両でビデオを回していた探偵がその後を追った。そして、何も買わずにそのモールに併設されているファミレスへ2人が入った。余談ではありますが、これも『探偵あるある』で、ファミレスやカフェに入る不倫カップルは、よくガラス腰の映しやすいところによく座ってくれるので、探偵にとっては有り難い。注文した物まで撮れる時もある。

一通り撮って、後はファミレスから出て来るところを待つ。そろそろ出て来るだろうと想像していたら、その通り食事が終わってコーヒーも飲まずに早々に出て来た。調査員はそれを撮り終えると直ぐに調査車両に戻り、車に乗り込む姿を調査車両の中からビデオを回す。

不倫カップル2人が車に乗り込み、直ぐに発進。調査車両はそのままゆっくりと追う、セダンは駐車場の料金所を抜けた後、調査車両の探偵は概ねの駐車料金を計算し直ぐにゲートを抜けれるよう小銭を用意し、素早くゲートを抜けてセダンを追う。今度は、浮気相手の自宅方面にセダンは走る。自宅まで300m位のところまで来た時、「先回りします?」と誰かが言う。その意見に反対する者はいない。調査車両がセダンを追い抜き、浮気相手の自宅前で探偵2人が降り定位置に付き、調査車両はそのまま真っ直ぐその場を離れる。

撮影部隊の探偵の1人から、調査車両の運転係りの探偵にインカムで「今、入りました」と通電され調査車両はこの前と同じ場所に停め定点カメラを仕掛けた探偵達が調査車両に戻って来た。後は出て来るのをひたすら待つのみである。

後は、シッカリと2人が浮気相手のアパートから出て来るところを押さえれば、この調査は終わる。夜中の3時を過ぎた頃から探偵達はアパートの回りを探査しながら、この不倫カップルに見つからない定位置の近くで待機。4時を回った頃、そろそろと緊張が走る。定点で撮れるのでホントは放っておいても良いのだが、これも『探偵あるある』で、もっとアップでリアルな映像を撮りたがる。撮れ高がある種、探偵のスキルの評価基準になるのと探偵の自己満足でもあるのだろうが。

4:20分頃。2人が出て来て、駐車場の体裁をなしていない駐車場に停めてあるセダンに2人が乗り込み、発進。セダンのテールランプが遠くなって来たのを見届け、定点カメラを回収し、全員が調査車両に乗り込みセダンを追ったのだが、どこかを曲がったのか、セダンが見当たらない。妻が自転車を停めているコンビニへ前回セダンが走った道を少し急いで探したが、見当たらない。このままでも不貞行為の構成要件は満たしているのだが、ここまでやったのだから最後は綺麗に妻の帰宅まで押さえたいのも『探偵あるある』なのです。

仕方無いので、急ぎコンビニに先回りすることにし。コンビニに調査車両が到着し、コンビニ前の小学校正門前の自転車が停まっていることが確認出来たので一同、一安心している間も無くセダンがコンビニ前に停まった。調査車両の中から、助手席から降りて来た妻を撮って。セダンはそのまま走り出したが、もう車を追う必要は無い。

依頼者に「全て終わりました。報告書が出来上がり次第ご連絡致します」と、LINEを入れて。無事、ひとつの浮気調査が終わった。

その2日後。報告書を受け取りに依頼者が事務所に訪れてくれて、報告書を渡し、細かく説明をした。依頼者は「これで大丈夫ですよね?」と聞く。「大丈夫です」と青木ちなつ探偵事務所の責任者の青木が答えた。「親権は取れますでしょうかね?」と聞かれた青木は、「契約の際も云いましたが、親権は母親ありきから始まりますので、不貞行為は別物なのです。難しいと思います」と言うと「そうですよね・・・」と少し落胆の表情を見せる。青木は「親権を父親が取るには、奥様が余程劣悪な環境で生活をしているとか、アルコール依存であったり虐待で児童相談所に相談を何度かしていると云った既成事実が無ければ、難しいと思います。私は法律家では無いのでそれ以上のことは弁護士と相談しましょう」そう云って、弁護士面談の日程を決めて依頼者は事務所を後にしました。

そして、弁護士面談に青木が付き添い3人で事情を話しましたが弁護士も「不貞行為はこれで大丈夫ですが、親権はほぼ難しいとお考え下さい」とのことでしたが、「一応、やれるだけのことは精一杯主張しましょう」とのことで、弁護士面談は終わった。

それから、2ヶ月が経ち、不貞行為の慰謝料150万円は受け取ったが、どうしても子供に対する依存心が高い依頼者はその後も妻と別れずに暮らしているとのこと。

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