実例、浮気調査 東京編②

実例、浮気調査 東京編②

妻が自転車でT字路に差し掛かり、自転車担当の探偵が追っているが、駅へと向かう道は左折。ところが妻は右折した。それも探偵の中では然程、たいしたことでは無い、想定内の行動である。調査員はいつも想定外に対応することが仕事なのでこの程度は想定内である。

 

 

自転車は1台しか車に乗せれ無いので、後2人の調査車両に居る探偵調査員は自転車が視界から消えたところからゆっくりと自転車を追う。妻が右折したことは分かっていたので、ゆっくりと右折したところ、30m程の距離のところで信号待ちをしている。自転車担当調査員は信号が変わるまで、Uターンしたりしながら妻との距離を保つ。

 

 

ただこの時。妻が警戒している様な素振りをしていたり、普段からキョロキョロする性格であれば、敢えて距離は取らずに、自然と妻の自転車の横を右折か左折しながら様子を見る。幸い自転車はバックミラーが付いていないので、その辺りは安心して追うことが出来る。

 

 

(一般の方はこれを読んで「自転車の尾行くらい素人でも出来る」と思いがちですが、ここにも結構、相手との微妙な距離感だったり、ジッと見つめられた時の対処法等、実際に現場でやってみなくては分からない事が沢山有るんですよ)

 

 

調査車両班は30mとあまりにも距離が近い為にそこで停まるわけにはいかないので、そのまま。しら~と自転車の横で信号待ちをしている風を装うのだが、たまたま信号が青に変わったので、調査車両が妻の自転車に追いつく前に妻の自転車は真っ直ぐ発進した。自転車尾行担当探偵は絶妙な距離を取って追うが、女性の割に結構時速が早い。

 

 

後は自転車担当調査員に任せて、調査車両はゆっくりと、まるで『達磨さん転んだ』の子供の遊びの様に付かず離れず妻を追う。妻の乗った自転車は何度か右折・左折を繰り返し地元道をスイスイと走る。そうすると必ず、一本くらいは車両の入れない道に入られるのは常で。この日も御多分に漏れず、進入禁止の道に入る妻。後は自転車担当調査員に任せ、インカムでどこの道に出たか逐一の報告が入る。

 

 

 

すると、自転車担当調査員からとあるコンビニに入ったと通電。車両班探偵はすぐさま指定コンビニに向かう。すると、妻は自転車を斜め前の、真っ暗な小学校正門前に自転車を停めたとの事。「妙な動きをするなぁ」と思いながら、自転車担当調査員と合流すると、直ぐに白いセダンの車がハザード出してコンビニ前に停車。「男が迎えに来た」調査員達は全員そう感じた。場数を踏んだ探偵ならではの直感。

 

 

 

自転車調査員を調査車両にピックアップし、その折り畳み自転車はコンビニ駐車場に置きっ放しにして、妻の動きをカメラに収める。案の定その白い車の助手席に、あたり前の様に妻が乗り込む。その情景も全てビデオで押さえ。妻と不倫相手と思しきその車が発進した後、一拍置いて車両尾行が始まる。

 

 

余程の警戒心がある方や妙に神経質な方以外は、浮気相手と一緒に車で発進した後は、お互いウキウキ気分なのでズッと話し込んでいるから、あまり後ろを見ない傾向が有る為少しは気持ちは楽になるが、楽観しているとキッチリ看破されてしまうので、どんな時であっても探偵はきを抜かない。特に妻。いわゆる調査対象者と浮気相手(探偵業の専門用語で、接触者)が車に乗るところを押さえたので、このチャンスを棒に振る訳には行かないので、調査員達全員に緊張が走る。

 

 

 

これほどには無い、絶妙な距離を取り車を追う運転している調査員。後部座席に乗り込んでいる探偵2人の計3名が車両の中でもシッカリと役割分担がある。1台関係の無い車が割り込んで来ると、これはピンチでもありチャンスでもある。すかさず1人の探偵が、「中一」(ナカイチ)(調査対象者車両と探偵達の調査車両の間に居る車の台数の意)と、声を掛ける。運転している探偵が理解出来ていても、そうでなかっても必ず声掛けすることは必須である。つまり、運転担当調査員が理解しているかどうかはいちいち口にしないので、そうして声がけをすることをいつも常態化させておく必要があるからだ。

 

 

 

昼間、大きな国道や高速での長時間車両尾行は特に、間に5台程入ることも稀にあるので、この声がけが調査員達のコミュニケーションであり、大事な役割分担なのである。

 

 

そうこうして約20分程尾行した時、これまた細道に調査対象車両が入って行く。ラブホテル等は、近隣に無い。そして、ゆるりとした細い道を左に曲がった調査対象車両のブレーキランプが赤く光った。無言で後部座席に乗っている2名の探偵がそっと車から降り、右側と左側から調査対象車両にゆっくりと近づく。調査車両はそこで停まっていれるほども無い細い道なのでそのまま真っ直ぐ発進する。

 

 

 

すると、ヤハリ調査対象車両がバックして来て車3台程度しか置けない駐車場の形式は取っていない空き地風の駐車場に車を入れるところが見える。後は後部座席から降りた探偵2人に任せて置けば、なんの心配も無い程、優秀なスキルを持った探偵達である。

 

 

ヤハリそこが浮気相手の自宅で、築年数で云えば25年くらいのいわゆるアパート。家賃は概ね6万5千円程度と想像する。全面道路は狭いものの道路側から部屋扉の開閉が見えるので、2人の出入りは、素人でも撮れるレベルで探偵にとっては楽に作業出来る立地条件。そこへ郵便受けにはご丁寧にフルネームが書いてある。(昨今では珍しい)

 

 

調査車両後部座席から降りた探偵2人はなんなく、車から降りて来た妻と浮気男性の両名が部屋の扉を開けて入って行くところをシッカリと撮影して、調査車両に戻って来る。一般的に考えると朝まで出て来ないパターンなのですが、中には30分程度で出て来ることも有りますので、アパートの向かい側道路にはみ出して置いてある花壇の継ぎ目を、少しお借りしてその中に定点カメラを仕込み、いつ出てきても大丈夫な様にカメラは回しっ放しに。近くに調査車両を停めスマホと同期させた、そのカメラを調査員3人が凝視する。

 

 

調査員達も車の中で隠れているのもストレスが溜まるので、1人が近くのコンビニへ買い出しに行き、ついでにトイレを済ませて来るだとか、歩いてその部屋の回りを探査したりしていると、結果。明けて翌午前2:40頃に浮気相手と一緒に妻が出て来た。それを定点カメラで確認した瞬間に探偵2人は咄嗟に表から定位置に行き両名の行動をつぶさに撮る。両名は隣の駐車場に向かう、間合いを見計らって調査車両に戻る探偵。「これはあのコンビニ迄送って行くな」と想像すると、その通りで駐車場からゆっくりと出てきた浮気相手の車を一拍開けて、そろ~と車両尾行を敢行する前に、浮気相手の部屋前に仕掛けてあった定点カメラを回収して、車両尾行が始まった。

 

 

続きは・・・。

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